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甲府城にあった日本初のワイナリー

最終更新: 6月13日

 明治6年に山梨県に赴任してワイン産業の立ち上げに大きく尽力した県令「藤村紫朗」。その指導のもと、明治10年に「県立葡萄醸造場」が甲府城内に建設されました。山田宥教と宅間憲久の民間人二人により始まった日本のワイン造りは、これにより「官」の手に引き継がれることになりました。

 明治2年からアメリカで8年間ワイン造りを学んだ「大藤松五郎」、さらに明治8年から11年までドイツにワイン留学した「桂二郎」(桂太郎首相の実弟)らが運営にあたることとなります。当時の醸造場の写真は県立図書館に収蔵され、現地には井戸のみが現存しています。

 

出典:仲田道弘著「日本ワイン誕生考」(2018年、山梨日日新聞社)  藤村が推進した洋風の建築物は「藤村式建築」と呼ばれ、明治9年に甲府を訪れたイギリスの外交官アーネストサトウが、「街の規模からすれば私の知る限り日本一だ」と評したと言われ、たいへん価値が高いです。

 藤村は次の赴任先である愛媛県に、お抱えの「大工」を連れて行きました。「道後温泉」の建物と甲府に残る藤村建築が似ているのはそのためです。

 現存したのかが不確かな舞鶴城の「天守閣」。 いまさら復元しても観光名所になるのはしんどいでしょう。 それより醸造場を復元しましょう。 藤村記念館でワイン作るのもいいアイデアかと。

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